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【コラム】お酒は万病の元?それとも百薬の長?

「お酒は万病の元」すぐに禁酒した方がいい!!

いやいや「お酒は百薬の長」漢書にも書いてある
禁酒マストなんて、お酒飲まない人の主張じゃん笑

お酒嫌いな人 VS お酒好きな人

そもそもの価値観が違うからこの論争はどこまでも平行線・・・と私はおもってますが
お酒は万病の元なのか?百薬の長なのか?
一体どっちなのか?今日はそんなお話をしたいと思います^^

お酒が体に及ぼす影響はどんなことがあるのか?

まずお酒を飲むと体内でどんなことが起こるのか?

① 口から入ったアルコールは胃で約20%小腸で約80%を吸収→血液に入り全身にいきわたる
② 肝臓に到達したアルコールは、アセトアルデヒド(有害物質)→アセテート(酢酸)に分解、無害化
③ アセテート(酢酸)は血液によって全身をめぐり、筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されて体外に排出
④ 摂取されたアルコールの2~10%が、そのままのかたちで呼気、尿、汗として排泄

お酒が体に悪いという根源は、②の肝臓で分解されてできる有害物質「アセトアルデヒド」が多量に作られると、無害なアセテートに分解されるまでに時間がかかってしまって、その間に肝臓を傷つけ、脂肪を分解できなくさせてしまうということから

よく聞く、お酒の飲み過ぎが脂肪肝に繋がるというのは、アセトアルデヒドによって肝臓が傷つけられた影響なんですね

最近ニュースになった、ビールロング缶1本で大腸がんのリスクが上がるという話、少し調べてみたのだけど、大腸がん(+その他の疾患)になる人に、継続的な適用量を超えた飲酒の習慣があることが統計としてまとまったことからのガイドラインのようで、飲酒でがんになるメカニズムはまだはっきりとは解明されていないっぽいです(アセトアルデヒドが関係しているのではないかということは書かれてました)

厚生労働省、健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf

飲み過ぎってどのくらい?

お酒の適量は、1日、純アルコール20グラム、ビールならロング缶1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯弱、ウイスキーならダブル1杯、らしいです

飲酒量と死亡率の関係性グラフ

グラフを見ると、全く飲まない人より、少し飲む人の方が死亡リスクが減ってます
(飲み過ぎると死亡リスクが上がるけどね)


このデータによると「お酒は適量飲んだ方が良い」ということになります

お酒が飲みたいとおもう時、体はどんな状態なのか?

ここからは東洋医学の考え方がベースの話です

お酒には「巡らせる・発散させる」という働きがあります

つまり飲みたくなる時は、巡りや発散が必要な時・・・

例えば、ビールやハイボールが飲みたい時は、言いたいことが胸に抱えてしまっていたり、ストレスが溜まってしまっていたり、気の巡りが滞ってしまって溜まっているものをスッキリさせたい時、日本酒や焼酎が飲みたい時は、からだの緊張をとりたい時だったり、冷えを感じている時だったりします

適量の飲酒に良いデータが出ているのは、からだが必要としている時にうまく飲んでいる人なのかもしれません

お酒を飲む人にオススメのケア

整体師としては、身体をほぐす、ゆらゆらする、全身の力を抜くことがオススメです

東洋医学では肝臓と筋肉・血は関係性の深いもの

筋肉をゆっくり緩めて、リラックスすることで肝の高ぶりを抑え、血流UP

肝臓に新鮮な血液を送られることで、肝臓の働きをサポート

※オススメのストレッチやマッサージがあるので気になる人はご相談くださいね
(あなたに合ったケアプログラムを作ります)

養生として、髪はキツく縛ったりせず(春の髪はボサボサで良い自由な感じでもOK)体をのびやかにするのでゆったりした洋服が良い、冬より少しだけ遅く寝てよくて、朝は早起きして陽気をしっかり体に取り入れる。庭に出てゆっくり歩き目を楽しませる、目で世の中の様子を確認する動作が良い

「緩める食材」
甘味・・・砂糖の甘さではなくお米、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ、とうもろこし、山芋、なつめ、人参、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、ライチ、龍眼、りんごなど

香り食材・・・セロリ、三つ葉、よもぎ、春菊、ニラ、柑橘系など

「肝を元気にするの食材」
緑の濃い旬のお野菜

「養肝の食材」
干し椎茸、いちご、カシス、あん肝、うなぎ、ししゃも、スズキ、太刀魚、牛レバー、鶏レバー、豚レバー、烏骨鶏の卵、アサリ、シジミ


何はともあれ、私はお酒が好き。ケアしつつ、適量を楽しく飲んでいこうとおもっています🍺🍷🍶